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「中国語話せるの?!かっこいい!」の衝撃
何年か前、息子の同級生のママに中国語の先生をしていると自己紹介をしたら、「え〜っ!中国語話せるの?!かっこいい!」と言われて、とてもびっくりしたことがありました。
それまで、「すごい!」や「なんで話せるの?」などのリアクションはあっても、「かっこいい!」と面と向かって言われたのは初めてだったから。その時は冷静を装っていたけど、後から嬉しさが込み上げて、その人のことが大好きになりました。(ちょろい)
上には上がいるけど、それはそれ、これはこれ。
中国語に限らず、ある分野にいると気づく「上には上がいる」の現実。
自分がいくら頑張っても、上を見るとキリがない。中国語だって、自分より話せる人はごまんといるし、中国語の先生としても、私の知識なんて足元にも及ばない先生方がたくさんいます。
それでも、私は中国語できます!と言い続けました。仕事だからです。
仕事と中国語
通訳にしても、先生にしても、今まで私に舞い込んできた仕事は、大抵の場合クライアントが中国語が話せないので依頼されることばかりです。私にとって上がどれだけ偉大だろうと、相手にとって私が「話せる人」なら仕事が来ました。
毎回、事前の準備は本当に大変で、「なぜ受けた」と過去の自分を恨んだこともたくさんあります。準備が身を結ぶとも限らず、ほとんどは現場でなんとかするのです。

でも、やっぱり「中国語できます!」の精神でいなかったら、できなかった経験でした。昔、タモリさんがいいともで「仕事ってのは自己評価のちょっと上のレベルのものがくるものだから、勇気を出してやったもんがち」的なことを言ってたのを覚えていた私!えらい!あと、小学校の恩師が卒業アルバムに書いてくれた「やるかやらないか迷ったらやる方に賭けろ!」も。
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